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「なに俺のもん連れ出そうとしてんの？


人の女浮気に誘ってんじゃねぇよ。」



「きょ、響くんっ！


だめだよ、そんな、鈴木くんは…」



鈴木くんがオロオロしてるのを
見て、日奈はすかさず口を出す。



…それがいけなかったの。



なんでいつもは遅刻するのに、
今日に限って早くくるかなぁ…。


「お前…なにかばってんの？」


「っそ、そんなんじゃないもん！
響くんのわからずや！」


鈴木くんはいい人なの、分かってくれないの？



「…朝からイライラさせんな。

行くぞ」


「えっ、あっ、ちょっ…じゅぎょぉ…」




「うるせぇんだよ。黙ってろ」