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「っもー！なんであんな事言うのよぉ！」
教室を出る前、私は麻由と爽恋に愚痴っていた。
「ごめんごめん、凛ちゃん可愛かったから(笑)」
「そうそう。2人で帰っちゃえよ！ね！」
「ね！じゃないよ〜お願い、今日だけえ」
「だーめ！」
ちぇっ…2人とも、他人事だと思って…

も～、今日はほんっとに最悪な一日だった！
「ほーら、ふてくされてないでダーリン呼んできな？」
「からかわないでよ、爽恋！」
渋々佑磨の名前を呼ぶ。

「佑磨～早くしてよ」
すると、イキナリ足を踏まれた。
見ると、さっき佑磨にしつこくメアドを聞いていた子だった。

「…調子のってんじゃないわよ。知ってるんだから、ただの幼馴染のクセに！」

そう言って、さっさと帰ってしまった。

こういう事になるから、嫌なんだよなぁ…

すると、肩をポンポンと叩かれ、振り返って見ると
優しそうな女の子がいた。