
おまわりさんはドS
第2章 出会い
帰り道。2人で並んで歩きながら、私と佑磨は
他愛もない会話をしていた。
私達の高校は家から歩いて行ける距離にある。
でも、美紅は少し遠いので、迎えの車で
帰る。
遠いのにわざわざ私達と同じ高校を選んでくれた
美紅は、女王様キャラと思われがちだけど
友達思いのすごく優しい子なんだ。
「だけどさ、今日はお前散々だったよな~」
鞄を振り回しながら佑磨がニヤニヤ笑う。
「しょうがないでしょっ!全部佑磨のせいだ~」
さすがに鞄は振り回せないので、鍵をくるくる回す。
「寝坊はお前のせいだろ~」
佑磨も笑って返してくれる。
そうこうしているうちに、家についた。
私と佑磨の家は隣同士。
「じゃーな」
「バイバイ」
佑磨は家に中学生の妹がいるから鍵は開けっ放しだ。
佑磨が家にはいると、私は鍵を開けようとして
固まった。
…ウソでしょ。
「鍵がない…」
他愛もない会話をしていた。
私達の高校は家から歩いて行ける距離にある。
でも、美紅は少し遠いので、迎えの車で
帰る。
遠いのにわざわざ私達と同じ高校を選んでくれた
美紅は、女王様キャラと思われがちだけど
友達思いのすごく優しい子なんだ。
「だけどさ、今日はお前散々だったよな~」
鞄を振り回しながら佑磨がニヤニヤ笑う。
「しょうがないでしょっ!全部佑磨のせいだ~」
さすがに鞄は振り回せないので、鍵をくるくる回す。
「寝坊はお前のせいだろ~」
佑磨も笑って返してくれる。
そうこうしているうちに、家についた。
私と佑磨の家は隣同士。
「じゃーな」
「バイバイ」
佑磨は家に中学生の妹がいるから鍵は開けっ放しだ。
佑磨が家にはいると、私は鍵を開けようとして
固まった。
…ウソでしょ。
「鍵がない…」
