
おまわりさんはドS
第2章 出会い
その頃、爽恋と麻友は、まだ学校の図書室に残っていた。
「佑磨君もさ~素直になりなよって感じだよね」
と、麻友がシャーペンのノックを親指でぐりぐりとしながら爽恋の方を向いた。
「まぁ、幼馴染みって難しいからね。関係が壊れるかも分からないし」
爽恋は腕組みをしながら言った。
「でもさ、凛ちゃんは佑磨君の事好きなのかなぁ?」
「さぁ~…」
『ガラガラッ』
2人が、一瞬ビクッとして図書室の
入り口の方を見ると、一人の先生らしき人が立っていた。
「あれ、まだ残ってた?もうそろそろ帰りなよ。」
その人物はさりげなく、自然に前髪を手で払いのけ、微笑を浮かべながら此方に歩いてくる。
中々のイケメン先生だなぁ。と麻友は思ったが、
爽恋は前髪を手で払いのけるような一見キザっぽい仕草が苦手な様で、うへぇっと云う顔をしていた。
パッチリとした瞳に、高い鼻、綺麗な薄い唇がそつなくおさまった顔は、見上げる程に高いところにあった。
髪は今風に伸ばし、茶に染めている。
(身長は180くらいか…や、185はあるかな…?)
麻友はひそかに考えて居た。
「君たち新入生だろ。何してたの?」
「勉強でーす」
麻友が答えると、フッと小さく笑って
「感心だな。宿題出てないのに。」
と少し意地悪い風に言った。
麻友と爽恋はゲッしまった。というように顔を見合わせて、吹き出してしまった。
「あっはは!」
「なーに笑ってんだよ。噂話も程々にしろよ?で、何話してたの」
先生は2人の向かい側の席に座って興味津々な目つきで
こちらを見てきた。
「いや、実はぁ、今日同じクラスの仁科凛って子と…」
「佑磨君もさ~素直になりなよって感じだよね」
と、麻友がシャーペンのノックを親指でぐりぐりとしながら爽恋の方を向いた。
「まぁ、幼馴染みって難しいからね。関係が壊れるかも分からないし」
爽恋は腕組みをしながら言った。
「でもさ、凛ちゃんは佑磨君の事好きなのかなぁ?」
「さぁ~…」
『ガラガラッ』
2人が、一瞬ビクッとして図書室の
入り口の方を見ると、一人の先生らしき人が立っていた。
「あれ、まだ残ってた?もうそろそろ帰りなよ。」
その人物はさりげなく、自然に前髪を手で払いのけ、微笑を浮かべながら此方に歩いてくる。
中々のイケメン先生だなぁ。と麻友は思ったが、
爽恋は前髪を手で払いのけるような一見キザっぽい仕草が苦手な様で、うへぇっと云う顔をしていた。
パッチリとした瞳に、高い鼻、綺麗な薄い唇がそつなくおさまった顔は、見上げる程に高いところにあった。
髪は今風に伸ばし、茶に染めている。
(身長は180くらいか…や、185はあるかな…?)
麻友はひそかに考えて居た。
「君たち新入生だろ。何してたの?」
「勉強でーす」
麻友が答えると、フッと小さく笑って
「感心だな。宿題出てないのに。」
と少し意地悪い風に言った。
麻友と爽恋はゲッしまった。というように顔を見合わせて、吹き出してしまった。
「あっはは!」
「なーに笑ってんだよ。噂話も程々にしろよ?で、何話してたの」
先生は2人の向かい側の席に座って興味津々な目つきで
こちらを見てきた。
「いや、実はぁ、今日同じクラスの仁科凛って子と…」
