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おまわりさんはドS

第2章 出会い

熱い吐息が顔を撫でる。

きっと私の顔は今真っ赤になっていると思う。

だって、ほっぺが熱い。

何も言い返せなくなって、思わずギュッと目をつむると、肩におかれていた手が離れた。

少し残念なような、安心したような、微妙な気分だった。

おそるおそる目を開けてみると、

「あれ!?い、いない…」
驚いて交番の中に目をやると、
ちゃっかり椅子に座って鍵らしきものを
指でくるくる回しているおまわりさんが見えた。

「それっ…あたしの!」
すると私に気づいたおまわりさんは、
ニヤリと不敵な笑みを浮かべて、

「返して欲しいの?じゃあちゃんとお願いしなきゃ。」

なんて言ってくる。
だから、笑うの反則。

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