夢叶う日まで
第1章 集まった21人
あたしの会社では、ある一定の期間働くと、転職に向けて援助をしてくれるシステムがある。
あたしはそのなかの「公務員試験対策講座」を受けることに決めた。
不安と期待で胸を膨らませながら、6月30日、会場に向かった。
この講座は合宿みたいなもので、2ヶ月という長い間、グループ会社の希望者が集まって勉強することになる。
「打田ひなたです、よろしくお願いします」
受付で名前を告げると、名札と部屋の鍵を渡され、とりあえず五階の講習場に行くように言われた。
ドキドキしながらドアを開けると、数人の男性が既に来ていた。
どうやら座る席も決まっているようで、あたしは名前のプレートを頼りに席についた。
あたしはそのなかの「公務員試験対策講座」を受けることに決めた。
不安と期待で胸を膨らませながら、6月30日、会場に向かった。
この講座は合宿みたいなもので、2ヶ月という長い間、グループ会社の希望者が集まって勉強することになる。
「打田ひなたです、よろしくお願いします」
受付で名前を告げると、名札と部屋の鍵を渡され、とりあえず五階の講習場に行くように言われた。
ドキドキしながらドアを開けると、数人の男性が既に来ていた。
どうやら座る席も決まっているようで、あたしは名前のプレートを頼りに席についた。