恋のかたち
第1章 通学電車
何時もの通学電車の中・・こちらに引っ越してから指定位置のように立つ、最後尾のドア側・・電車の揺れと平行する身体のフラつきを最小限に抑える為手すりに掴まる決まった姿勢
もう耳に馴染んだ次の停車駅を告げるアナウンス
快速で走るこの電車は次の桜聖(おうせい)学園のある駅まで15分間走る
4月から通いだした私立明星学院は
その次の五分後の駅
駅からは専用通路が用意されていて、ID付きの学生証カードを通すことで通行できる仕組みになっている
今は7月。もう夏日のジリジリと灼けるような日差しの中、間近に迫る夏休みに学院内の話題は持ちきり
海外で過ごす人や花嫁修行が始まると嘆く社長令嬢、付き合いたての彼氏とのお泊まりとか・・
とにかく浮かれた話題で、どれも優愛には縁遠い話
もう耳に馴染んだ次の停車駅を告げるアナウンス
快速で走るこの電車は次の桜聖(おうせい)学園のある駅まで15分間走る
4月から通いだした私立明星学院は
その次の五分後の駅
駅からは専用通路が用意されていて、ID付きの学生証カードを通すことで通行できる仕組みになっている
今は7月。もう夏日のジリジリと灼けるような日差しの中、間近に迫る夏休みに学院内の話題は持ちきり
海外で過ごす人や花嫁修行が始まると嘆く社長令嬢、付き合いたての彼氏とのお泊まりとか・・
とにかく浮かれた話題で、どれも優愛には縁遠い話