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恋のかたち

第2章 期待

今朝は何時もの起きる時間だった
張りきった朝シャンもせず
ワクワクした期待の眼差しだった、花波にもおはようといっただけで、鏡の前で一昨日までの自分を映し出す

しばらく鏡をじっと見つめていたが、ゆっくりとリップグロスに手を伸ばし、うっすらと唇に乗せた

会いたい気持ちはより一層強くなっていたが
昨日の期待感は持ちたくない自分がいた

けれども、どこかで期待感がくすぶり諦めきれない気持ちがあり、その気持ちをリップグロスに託した

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