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恋のかたち

第2章 期待

玄関を開けようとして、直ぐに開く扉

開けたのはニコニコ笑顔の花波だった
「お帰りなさいませ!優愛お嬢様、お帰りお待ち申し上げておりました。
さあ、お入り下さいませ」

長い歓迎の言葉を聞きながら、ただいまと声を掛けそのまま自室に向かった

綺麗に巻いた髪も何だか張りがなく、しぼんで見えた

既に落ちきったグロスを塗り直すこともしないで過ごした・・

会いたかった・・優愛の正直な思いだった

ただ会って何がしたいのかなんて具体的には全く想像できないのだが

何故か忘れられないあの彼を想うのだった

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