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翌朝６時、気持ちよく寝ていた優愛の頬に軽い痛みが走る
「おい！いつまでねてやがる！早く起きろ！荷物が届くし、色々手続きやら俺は忙しいんだ！飯作れ！」

揺さぶられ、頬をペチペチ叩かれ、まだ微睡む優愛を起こす、優愛にとって悪魔の寝覚めだった

「・・いま、何時？ここどこ？・・誰？」
かなりの寝起きの悪さと、記憶の混乱がある様子の優愛
「お～まぁ～えぇ～！！い～ぃ度胸じゃねぇか・・」
鋭い睨みに変わっていく秋豊の表情に、昨日の出来事が走馬灯のように頭を巡り、背筋が氷っていくのを感じた

「ごめんなさい！秋豊さん！秋豊さんです！すぐっ、只今！ご飯っ」
飛び起きた優愛は慌ててキッチンへ入った

「お前昨日俺が風呂入ってるときなんか叫んでたな～」
ビクッと肩を揺らした優愛・・口元はヒクヒクひきつっている

「俺がなんだって？」
「あっえっとぅー・・なんでしょう？・・ｱﾊﾊ」
必死に誤魔化したい優愛
冷たい微笑の秋豊に、手がふるえる

「許して欲しいか？忘れて欲しいか？」

まるで、悪魔に囁かれているような気分になる

「は・・ぃ」
近づいてくる秋豊に、ジリジリ後ずさりする優愛

心臓がばくばくしてくる
「条件がある」
「な・・ﾅﾝﾃﾞｼｮｳ・・」
動揺が隠せず、小声になって答える