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恋のかたち

第5章 新生活

てっきり怒り露わに表れるかと思ったけど聞こえてなかったのか、音沙汰なしで、安堵と達成感にしばし浸った優愛だった

着替えもなにもない状態に気づき、今日はこのまま寝るしかない

色んな事が起こりすぎた怒涛の1日で、優愛はスッカリ疲れ切っていた

案内された秋豊の部屋へは行かず、そのままソファに凭れると、寝息を立てて寝てしまった

風呂から上がった秋豊は、さっぱりした装いに、似つかわしくない顔つきでリビングに戻った

ソファで気持ちよさそうに寝息を立てる優愛を見ると、短いため息を一つ零し、優愛を抱えて、自室のベッドへ寝かせた

暫く優愛の寝顔を見つめると頬とオデコへそっと口付けし、静かにドアを締め出て行った

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