テキストサイズ

NO VOICE LOVE

第1章 はじまりは、すぐそこに


「今日はなんか歌いたい気分。
MCなしでいくよ!
2曲目、聴いてください」

ステージの上から
そういう旭の声がし、
騒がしかった観客たちも静かになる。

未夢はまた、
そっと目を閉じ、旭の歌声に
耳を傾ける。

旭もまた、
そっと目を閉じ、
歌うことだけに集中する。


それから、約30分。
ライブハウス”ZERO SKY“の中の観客全員は
RUSHの奏でる音楽に酔いしれた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ