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NO VOICE LOVE

第2章 Received Voice,


「おう!んじゃお先に~」

旭はそう言うと、
未夢の手を引いてZERO SKYを出た。

2人が帰る様子を見ながら
「なぁ咲良
お前はどう思う?」
と、自分と同じように
ベースをケースに戻し、
自分の隣で片付けをする咲良に
問いかける。

「どう思うって…何を?」

咲良は話を振ってきた和也に
目もくれず、片付けをやめない。

「あの女の子と旭の事だよ」

「…」

ピタリ、と咲良の手が止まる。

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