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NO VOICE LOVE

第3章 NOT STOP?


熱気のこもった車内。
未夢は人に潰されないようにと
右手でつり革に掴まる。

いつも通勤通学をする人で
満員状態のバスだか、
今日は雨の影響でより一層混雑していた。

高校前まであと4駅。
時間にして約20分。

いつもは単語帳を開いたりする未夢だが
今日の混雑具合で
単語帳を開くことが出来るはずもなく。

人に圧迫されながら、
未夢は退屈な時間を過ごす。

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