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NO VOICE LOVE

第3章 NOT STOP?


旭の何気ない行動1つにも、
胸の鼓動を高まらせている自分がいる。

この鼓動が伝わりませんように。

そう願いながら
未夢は旭の左側にそっと腰をかけた。

「何歌おっか」

心なしか満足げな顔をしながら
旭が尋ねる。

『Reachが聴きたいです』

未夢が旭の声に出会った、
初めての曲。

「おっけ!
未夢ちゃん特等席だからね」

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