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恋なんかしなきゃよかった

第14章 恐れていたこと



「ただいま。
お母さんごめん。
遅くなって…」

「いいわよ。
それより日向
寝ちゃったんだけど。」

「抱っこして帰るから
大丈夫。」

「そう。
ねぇ、唯。
ムリはしないでよ。
あなたが体壊したら
もとも子もないからね。」

「わかってるって。
大丈夫だから。
今の私は前の私とは
違うんだから。」


(そうだ。
私は昔とは違う。
日向がいるんだから。)

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