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恋なんかしなきゃよかった

第9章 思い…



その夜…
お父さんとお母さんに
妊娠したことを話した。



「妊娠だと?
許すはずがないだろ。
お前がちゃんと
唯を見てないから
妊娠なんて…」

「いっつも私じゃない!
あなただって
唯のことを
見てないじゃない」


「やめてよ。
私はただ
お腹にできた子供を
産みたいだけなの。」

「唯…
唯がそこまで言うなら
お母さんも応援するわ」

「ありがとう。お母さん」


「子供の父親は
誰なんだ?」

「同じクラスの人。
けどその人には
黙って産むつもり。」

「どうして、唯」

「その人に恋をしては
いけなかったから」


「勝手にしろ!」

「お父さん…
ありがとう。」



お父さんとお母さんに
許してもらえて
嬉しかった。


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