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恋なんかしなきゃよかった

第13章 同窓会




近くの公園のベンチに
座っていると
怜汰が
「コーヒー飲む?」
と買ってきてくれた。

「うん。ありがとう。」



「なんか久しぶりだなぁ」

「そーだね…

今は
大学通ってるの?」

「うん。唯も?」

「うん…
サッカー続けてるの?」

「ううん。
一度留学の話
あったんだけど

断った…」


「そうなんだ…
なんかごめんね。」

「いいって。昔の話だよ。
唯は?
なんか夢とかある?」

「私?
一応建築関係の仕事に
つきたいんだ。

建築デザイナー的な。」

「スゲーな!
かっこいいな。」

「全然すごくないって
怜汰は?」


「俺は…

わかんない…。」

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