テキストサイズ

俺様王子と白うさぎ

第3章 きっかけは…

無理矢理手を引き、こっちを向かせた。


「よかったね!彼女ができて」

こちらが話し始めるのを拒むかのように、姫菜が早口で話し出す。

「…は?」

姫菜が発した言葉が信じられなくて、思わず聞き返してしまう。

俺の、聞き間違いだろ?

そんな俺の気持ちもお構いなしに、姫菜は容赦ない言葉を浴びせる。

よかった?
私も嬉しい?
言ってくれればよかったのに?

やめろよ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ