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俺様王子と白うさぎ

第4章 狼vs白うさぎ

放課後…

「姫菜ちゃん!ごめんね、ちょっと先生に呼ばれてて…すぐ終わるから待っててくれる?」

そう言って萌愛ちゃんは顔の前で手を合わせる。

「わかった!待ってるね」

私が返事をすると、また後でね~と萌愛ちゃんは走って行った。


萌愛ちゃんを待っている間も、私はかなちゃんのことで頭がいっぱいだった。

どうしてしまったの?
どうして突然あんな風に…

知りたい。あなたが何を考え、何を想っているのか。
伝えたい。ただあなたが好きだということを。

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