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健康診断

第2章 2人きりの保健室

私は、先生の向かいの椅子に腰を落とした。

―――キィ

椅子の音が、保健室に響く。

『あ、あの健康診断って…』

どうしよう、女医さんなんていないんだけど…。

「ごめんね、女医さんじゃないからびっくりしたかな?」

びっくりも何も…

どうしよう。

嬉しいけど、緊張。

「やっぱり、他の日にするか?」

こんな、チャンス一生に一度だよね…。

私は、勇気をふりしぼって…

『い…いえ大丈夫です、小鷹先生で』

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