私の彼氏は吸血鬼
第3章 新しい家族
「ねぇそれって…」
「は?
何期待してんの?
俺ら一緒に住むんだぜ?一つ屋根の下 で。ばぁか。」
光輝はそういった。
なぁんだ。期待したあたしがバカだったんだ。
ごめんね 光輝…
「……っふぇ……」
あれ?
なんであたし泣いてんだろ?
「ちょっ、泣くなよ。」
光輝…
胸が痛いよ。
「あーもう、そうだよ。
俺は愛が好きなの、わかった?
だからもう泣くなよ。
…俺こんなキャラじゃねぇのにな…」
嘘…?
あたしの事好きって…
今あたし、素直に嬉しい。
「本当に?」
あたしの聞き間違いではないかと思い、もう一度聞いてみた。