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あるがままに。

第2章 再会

私はKの家へ行った。
そこで、私が結婚していた事、子供がいる事を話した。

私は不動産屋で家賃の安い平屋の一軒家を借りた。

私とKは、その家で静かに ノンビリ過ごした。

その時の私は知らなかった…

Kのお母さんが私の親に連絡を取り、迎えに来るように言ってた事を…

数日後、Kの家に行くと、父が来た!

父は、私に 帰るつもりか聞いてきた。

私は帰るつもりはない!

と。

父は、私の気持ちや、ダンナやダンナの親が私に対する態度を良く知っていたので、無理に帰る事はない と言った。

住みたいところに住みなさい。

と言った。

Kのお母さんは、なぜ連れ帰らないのか?

と思っていたらしいが、私はなんて思われようと、帰る気はなかった。

私は、近くの焼肉店で働く事になった。

Kは毎日のように私の家に来ていた。

近所では 私のダンナだと思われていた。
Kはお母さんとの生活に疲れを感じていたらしく、何度も自殺行為を繰り返していた…

私も 2度目の結婚生活に疲れ果て、鬱病を発症し、何度も精神科に入院していたから、Kの気持ちは、痛いほど分かった。

Kが

「オレ…死ぬ…」

とメールをしてきた。

「じゃあ私も死ぬよ」
とメールを返し、手首を切った。

Kが駆けつけ、助けられたけど。

私とKは、お互いに大切な存在になった。

数ヶ月後、お母さんとの生活に限界を感じたKは、私の家に引っ越してきた。

それから、2人の生活が始まった。

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