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しゃがみ込むと近くのおじさんが


「大丈夫かい？電車にでも酔ったか？ここ座りなさい」


と背中をかるく叩かれた。

意味もなくバットで背中を殴られたあの記憶が蘇る


っ…はっはっはっあっ…っはうっ

とうとう呼吸が苦しいくらい肩で息をすると周りの視線が突き刺さる


そのとき電車のドアがあいた


僕は慌てて駅の改札へ行き
切符を無理やり通して人が少ない公園のベンチでしゃがみこんだ。


外の世界なんて久しぶり。全てが恐怖でしかなかった。

学校にもいってないから知識もない。なにをどうすればいいか全くわからない。


もう僕の居場所なんてないんだ…。


もう、体が重くてうごけないや…