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捨て犬と俺と…番外編!!

第1章 子犬の記憶

中一になる春。和やかな心地の良い風が吹く頃。

僕の引取先が見つかったのだ。
少し期待をしてしまった。今までこんなことなかったのに




30代始めあたりの夫婦だった

女性の方は高野恵美
男性の方は高野和義

というらしい。

「よろしくね。翔くん」

「…よろしくお願いします……」

とありがちな会話をし僕は高野夫婦の二階建ての部屋で暮らすこととなった。

そうしてこの長い一日が終った。

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