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命~タイセツサト、トウトサ~

第17章 第十七章【想い…】

~Yuuma~

君はなぜ知っている?

僕はあの日から『孤独』だった
何をしても楽しくない
茉莉を、殺してしまった

裕:「っつ…」

美:「ずっと…泣きたかったんだよね?」

僕は決めていたはずなのに
『泣かない』と…
泣いては今までしてきたことが
全て意味もなく崩れていく
死んでは意味がなかったのに

美:「世界で一番愛した人が死ぬのは
  本当に孤独だよね…(泣)」

君はこんな僕に泣いてくれるのか?

裕:「茉莉…ッ」

隆:「美成子…」

裕:「君は…僕をすくい上げてくれるかも
  しれないね…クスッ」

孤独から…

美:「茉莉さんは、あのときまだ…
  死んでなかった」

どうゆうことだ!!

隆:「美成子…止めろ」

美:「あのあと…」

隆:「美成子!!」

美:「隆弘が駆けつけた」

なぜ隆弘君が、取り乱す?

美:「全裸の彼女を見て…」

隆:「…」

美:「襲った」

!!!
なぜ??
 
美:「そして…彼女の体は
  凍りついた…」

隆:「何で…知ってるんだ
  俺が…茉莉を殺したことを」

隆弘君が?
茉莉を?
わからない、なぜそんな事をした?

美:「私は見てたから…全て」

裕:「何で…何で隆弘君は、
  茉莉を殺した??」

隆:「わからない…犯してしまい
  殺してしまった…ッ」

なぜ君が泣くお前が悪いのに

裕:「泣くなよ!!
  僕はどれほどの孤独を味わったか」

美:「嘘を付かないで!!」

!!

裕:「なんだ」

美:「あなたは、知っていたんでしょ?
  隆弘が、全て仕組んだことを」

そこまで分かっているのか

美:「隆弘に頼まれて犯した
  隆弘は利用した、あなたの
  気持ちを…」

僕の気持ち?

美:「好きと言う気持ちを利用して
  茉莉さんを殺した」

どうゆうことだ…?

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