御曹司と護衛女子
第2章 成り行き
ある日お父さんは、
二階堂財閥の会長から呼ばれた。
最初はお父さん
『えっ?』って、驚いてたみたいで、
まさか呼ばれるとは思っても
見なかったでしょうね。
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結城の父は会長室に入った。
『会長………、
私にどういう用件で?』
『実はな、
うちの息子が男子校に入学する
ことになってな、』
『それはめでたい事ですね
ご入学おめでとうございます!!』
『そこで、君の子を
同級生として息子のボディガードを
やってほしいんじゃ………』
『えっ………!?
し、失礼ですが会長………
私の子は娘ですよ。
男子校に入学することは………』
『いや、どうしても君の娘さんの
結城ちゃんをあの子のボディガードに
しなければならん
同級生なら、ボディガードもしやすい
じゃろうし、
それに結城ちゃんは空手と柔道で
関東大会を優勝したことあるらしい
じゃないか
それに息子の通う学校は
私がオーナーだから、
校長や理事長に圧力をかけておく
あの子は中学の時に大変だったからなぁ、
だから頼むっ!!
この通りだっ!!』
会長が直々に土下座をして頼まれ
断れなくなってしまい、
渋々承知することになった。