
御曹司と護衛女子
第26章 求めている愛
『梨子っ、誰だ
その女は?』
『私の中学の時の親友よっ!!
ほら、前に言ったでしょ
男勝りでケンカも化け物だって……』
やめてっ………!!!
これ以上私を傷つけないで
『それで、結城っ、
男からいくら貢いできたのよ?』
その時、後ろの影から
手が出て梨子の肩をたたいた
………ポンッ、
『悪いけど俺たちは遊びじゃなくて
互いにちゃんと愛してるぞっ
人のことをとやかく言う前に
いきなりそんなこと尋ねるあんたの
汚い品のなさの露骨ぶり
直したほうがいいと思うぜっ!!』
れ、
礼二っ!!!
