御曹司と護衛女子
第9章 部屋へと……
『なにお前はボーッと
突っ立ってんだよ…………
………………!!!』
礼二の表情はすぐに変わり、
そして私を突然
お姫さまだっこした。
『ひゃっ……!!!!』
私は、ドキッとして
チビりそうになった。
『俺までおねしょまみれに
すんなよっ!!』
そういって、廊下を猛ダッシュ
した。
私は怖かったのか
いつの間にか礼二に
抱きついていた。
気づいたのはトイレに着いてから
礼二の声が聞こえ
『苦しいっ、早く降りろ、
行きたいんじゃないのか!?』
私は、ハッと気づき
トイレに入り、
無事に間に合い、
ホッとしてスッキリした。