やっぱり君が好き
第2章 高校生
相変わらず…?
今そう言った気がする。
まるで昔からの知り合いのように…
またいつもの気のせいかな。
「ちょっと!みお!なんで言ってくれなかったの?!奏様と友達だったなんて!」
なっちゃんは興奮気味で聞いてきた。
「奏様…?あっ もしかして今のが奏様なの?!」
「えっ、知らないで話してたの?」
「うん、だって名前聞いたことないもん。」
私、奏様に会ってたんだ。
しかも話しまでしてたなんて
「あんな近くで見たの初めて!みお ありがとっ 一年分くらい目の保護になったわ」
「あ、うん(笑)」
あの時は急いでたからゆっくり見れなかったけど…
奏様の笑った顔に少し見覚えがあった。