contract
第6章 case3 【貴方ニ効果的ナ"復シュウ"ヲ】 2
服とキャミソールの間を彷徨う斎の手。初めは触られているような感触だったけど、次第に・・・何か物足りなくなる。
布越しじゃなくて・・・直に、触れて。
なんて、本来は思わない様な事を思う。熱に浮かされた思考の・・・末路。
斎の手を取り、腰の辺りからもっと下に潜らせようとした時だった。唇が離れ、手の動きも止まる。
「今回は一時的な暗示が効き過ぎだな。これはこれで楽しいが」
と言いつつ、目の前の黒いカーテンの方に目線を移す。カーテンの向こうに・・・何か?
「そろそろ観客にもなって貰おう。望むなら見ながらもっと、キモチイイコト、してやるよ」
そう言うと、目の前の黒いカーテンが自動的にスルスルと引かれた。カーテンの向こうは窓ではなく、ガラスで。
ガラスの向こうに、的場君が・・・いた。
「観客として、最後まで見届けろよ?」という斎の声を聞くより先に、
目の前の光景の説明が欲しいと思った。
布越しじゃなくて・・・直に、触れて。
なんて、本来は思わない様な事を思う。熱に浮かされた思考の・・・末路。
斎の手を取り、腰の辺りからもっと下に潜らせようとした時だった。唇が離れ、手の動きも止まる。
「今回は一時的な暗示が効き過ぎだな。これはこれで楽しいが」
と言いつつ、目の前の黒いカーテンの方に目線を移す。カーテンの向こうに・・・何か?
「そろそろ観客にもなって貰おう。望むなら見ながらもっと、キモチイイコト、してやるよ」
そう言うと、目の前の黒いカーテンが自動的にスルスルと引かれた。カーテンの向こうは窓ではなく、ガラスで。
ガラスの向こうに、的場君が・・・いた。
「観客として、最後まで見届けろよ?」という斎の声を聞くより先に、
目の前の光景の説明が欲しいと思った。