テキストサイズ

contract

第7章 case3 【貴方ニ効果的ナ"復シュウ"ヲ】 3

「あのバカ」

と悪態をつく相手は、勿論・・・斎。

だけど、私自身にも言える事・・・で。

あの後、一層重くなった身体を何とか起こして、お風呂に直行。勿論、一緒に入ろうとした斎を閉め出して。

それにしても・・・歩く時の違和感・・・があるし。

まったく、シタこと無かったのに・・・。

って乙女心なんて知ったことではない斎に直接文句言ったって、聞き入れられないのは、解ってるけど。

昨日、的場君やら斎の本性の一部やら、見せつけられて、困惑と恐怖とあれこれあったはずなのに。

その後一気に、斎で言う所の“気持ちよーく”させられちゃって。

実のところ、不快感とか絶望とかその辺がすっ飛んでる。かといって、好き、という感情が無い相手だから、嬉しくも無い。

気分は、複雑。そして、若干の、やり場のない・・・怒り。

というか、ドツボ?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ