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第7章 case3 【貴方ニ効果的ナ"復シュウ"ヲ】 3

お蔭で、朝風呂。って、お風呂はキモチイイから別にいいけど。

髪をドライヤーで乾かしつつ、洗面台の鏡に映る私自身とにらめっこ。

いつもはお風呂や食事は、寮で済ませている。けど、流石に朝から寮のお風呂を使うのは躊躇った。

で、初・屋敷内のお風呂。とはいえ、元々いる部屋は元々、お客様専用の部屋らしく、こじんまりとした浴室や洗面所が完備されてて、流石お屋敷というべき?

でもお蔭で、あの紗香お嬢様とか、理事長夫妻のプライベートスペースに入らずに済んだのは、ホッとしたけど。

何時もの見慣れた部屋に戻り、ベッドを見ると、いつの間にかシーツも何もかも綺麗にされた後の様で、

いったい誰が綺麗にしてるの?という疑問がチラリと過ったけど、

とりあえず、まだまだ体は重くて疲れているから、その辺の疑問はある意味どうでも良くて、

斎の姿も見えないし、ちょうど今日は学校も休みだし、もうちょっと寝ちゃおうと、睡魔の導くまま布団にもぐり直し、

瞼を閉じると、そのままストンと意識を手放した。

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