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第7章 case3 【貴方ニ効果的ナ"復シュウ"ヲ】 3

目を開けると、真っ暗。

・・・どうやら夜、らしい?

とりあえず、近くにある間接照明を点け、時間を確認する・・・深夜1時半。

変な時間に目が覚めた。・・・明らかに、寝すぎ。

間接照明近くのサイドテーブルには、おむすび数個と、メモが目に入る。

『食べろ』

というそっけないメモを見るとともに、急に自覚する空腹。ぐうぅぅぅっと静かな部屋に響く音。誰もいないと解っていても、恥ずかしい気がする。

うん、お腹は空いてるけどね。こんな時間に食べるのも何だかなあ・・・。

とは思ったけど、とりあえず近くのソファに座り直して、おむすびを綺麗に平らげた後、

「・・・喉乾いた」

ぽつりと呟いた時、後ろにある屋敷側のドアが開き、パタンと閉じる音がした。

丁度座っていたのが、屋敷側のドアを背にした場所のソファだった。深夜この部屋に入ってくる人物といえば、1人しかいないので、振り向きもせず、

「お帰り?」

と言ってみる。お帰りって言うのは適切じゃないと思いつつも。

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