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第9章 case4 【私ガ一番デアリタイ】 2

叫んだ直後、荒い息を繰り返しながら、ペタンと床に座り込む。

心臓の音が煩い・・・。

座り込んだ事によって、斎の指は私からするりと抜け、今何もないというのに、切ない残り香の様な疼きは止まらない。

「来い」

と強引に抱きかかえられ、空間がぐにゃりと歪み、気が付けば何時もの部屋に戻されていて、

身体が投げられた先は、ベッドの上。

ポイポイッと靴が脱がされ、スカートを捲られ、強引に下着が脱がされ、グイッと脚を立て膝状態で、開けさせられれば、

ついさっきまで、指で卑猥な行為をしていた中心部に対して、今度は自らをゆっくりと埋もれさせていく・・・。

「・・・ぁんンっ」

恥ずかしさより、望んでいたモノが埋まる快感の方が強く、そのままゆっくりと律動し始める斎の顔は、恍惚としていて、

多分、私も同じ顔をしていることは簡単に推測でき、斎の事を知らなかった前の私には戻れないな・・・と漠然と行為の間、考えていたのもつかの間。

「他の事を考える余裕、あるのか?」

挑戦的な斎の瞳が私を捕え、そこからは何も考えられなく成程、斎の行為に翻弄されていった。

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