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第10章 case5 【私ヲ見テ】 1
時は過ぎ、新年過ぎて1月6日。
まだ冬休みでは、ある。
3日まで、家に帰っていた私だったけれど、早めに寮に戻っていた。
ちなみに新学期は明日。私はもう少し家にいようと当初は思っていたのだけれど、
冬休み中、ストーカー並みにメールが入るすさまじさに、苦笑いと若干の嬉しさが混じっていたのは、斎には内緒。
嬉しいってどういう事?全く・・・と自分自身に呆れもしたりして。
また、斎は携帯という物は使わないと思っていたから、それもびっくりで。
返ってきた当初は、離れていた数日を埋めるように、ベッドの上で抱き潰されていた私だったのだけれど。
嵐の様な荒くて長いセックスが終わると、今は屋敷のいつもの一室で、ソファに座る私の横で、当然の顔をして斎は私に腕を絡め、片時も離れなくなっている。
・・・大きな飼い犬を飼ってる心境。
「斎様、解りやすいですね」
相変わらずの執事モードで、的場君も少し呆れ気味。
「絢乃がいないと安心できない」
まだ冬休みでは、ある。
3日まで、家に帰っていた私だったけれど、早めに寮に戻っていた。
ちなみに新学期は明日。私はもう少し家にいようと当初は思っていたのだけれど、
冬休み中、ストーカー並みにメールが入るすさまじさに、苦笑いと若干の嬉しさが混じっていたのは、斎には内緒。
嬉しいってどういう事?全く・・・と自分自身に呆れもしたりして。
また、斎は携帯という物は使わないと思っていたから、それもびっくりで。
返ってきた当初は、離れていた数日を埋めるように、ベッドの上で抱き潰されていた私だったのだけれど。
嵐の様な荒くて長いセックスが終わると、今は屋敷のいつもの一室で、ソファに座る私の横で、当然の顔をして斎は私に腕を絡め、片時も離れなくなっている。
・・・大きな飼い犬を飼ってる心境。
「斎様、解りやすいですね」
相変わらずの執事モードで、的場君も少し呆れ気味。
「絢乃がいないと安心できない」