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第11章 case5 【私ヲ見テ】 2

「・・・ヘンタイ」

何度イかされたか、数えてはいないけど、何度目かの後、

・・・荒い息やボーっとしていた意識がある程度戻ったところで、斎と離れようと思った、けど。

斎は抱きしめたまま、力を緩めないから、逃げられない。

多分、第2図書室奥の開かずの部屋であった真っ暗闇のセックスを、明るいところでご丁寧に再現したらしい。

・・・斎が言う所の“観客付き”で。

全く・・・このヘンタイ!!とは思うものの、そのヘンタイにイイ様にキモチ良くさせられた、というか、

途中からは、気持ち良くなってたことを考えると、斎のヘンタイ度に私も染まりつつある・・・?

だって斎に見られる事が恥ずかしい、っていう気持ちより、

第三者に見られる事にどうしよう、って気持ちの方が強かったし・・・。

斎に肌を晒すのに抵抗感が低くなってる・・・のはある、のかも。

って私もヘンタイの仲間入り?

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