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第11章 case5 【私ヲ見テ】 2

「あれ、本気にしたんだ?」

「・・・えっ・・・と、どういう・・・?」

斎はさらっと爆弾発言。

「人影とか、嘘だけど?・・・言えば言うほど、エロくなるから楽しくなったし?」

・・・ヘンタイどころか、ドヘンタイじゃない!!

キッと睨むけど、全くしれっとした顔してる。

「ほらほら、もう一回腰振って」

「・・・もうそんな気になれな、んんっ」

反論を封じるキス。相変わらず、言いたいことを言わせない、このヘンタイっ!!って、心の中で罵倒しながら、も、

やっぱり奥までズッボリと入っているアレのせいか、もしくは行為を重ねる間に、気持ちまで侵食されたのか・・・。

緩やかに転げ落ちる何かの様に、さっきまで持っていた欲情の熱が再着火させられてしまい、

「・・・ぁんっ、バカぁっ」

口では罵倒しつつ、身体は正直に斎に従っていく。自分の身体なのに、自分の身体ではなくなる感覚?

そして、何度目かの白濁した欲望を、奥に感じる羽目になった。

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