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・・・あれから3週間経った。

3週間の間、逃げたい私は、学校の中に逃げた。土日関係なく。でも、どこにいても見つかる。

連れ戻されて、気が付けば眠くなって。

・・・気が付けば、朝、あの豪奢な部屋で目を覚ます。

斎(イツキ)の腕の中で。

彼、の名は別に知りたくも無かったけど、名を呼ばないといけないので仕方なく。

彼の名は、咲楽斎(さくらいつき)。

とはいえ『これも仮の名ですが』と言っていた。別にどうでもいいけど。

逃げられないことに変わりはないのだから。

そういえば、明後日から夏休み。実家に帰って、ここに戻ってこなければどうにかならないかな。

・・・退学、してしまえ、ば。