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第12章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 1

「俺が、1回で満足する訳が無い」

「知らないよぉ・・・」

簡単に熱が復活する。ジュクジュクと水音が・・・。

「なんだ、絢乃も結構ヤる気」

斎にしな垂れかかり、身体を支える。簡単に私を翻弄するこの男が、腹立たしいやら気持ちがイイやら。

もう・・・なし崩し的になりそう。だから・・・。

「・・・・・・せめて、部屋でして」

「部屋でなら、思う存分ヤッていいって?」

「ぁぁっ・・・そんな、こと・・・」

言ってな・・・い心算だけど、都合よく解釈した斎は。

「許可貰ったし、帰るか。もうここから飛んでやるよ。屋敷まで」

やる気満々の声とともに、一気に景色がぶれるから、何となく目を閉じて、斎に腕を絡ませ・・・。



ドサッ、という音と共に、移動したのは何時もの部屋のベッドの上。

抱き合った状態。尚且つ私は斎とベッドに挟まれてる状態で。

「これで気にせず楽しめる」

楽しげな支配者の宣言と共に、そのまま続きが始まった。

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