テキストサイズ

contract

第12章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 1

「楽しみは取っておかないと」

斎の楽しみは、何かを企んでる証拠・・・だと思う。だから。

「何企んでるの?」

「いずれ解る」

聞いても答えてくれる筈がないのを承知で聞いてみたら、答えは案の定、だ。

「・・・あまり解りたくないかも」

「遠慮しなくてもいいのに」

「遠慮じゃなくて拒否!」

「無駄だけどね」

・・・解ってる。拒否したって無駄なのは。言ってみただけ。

「そろそろ立てば?」

そう言って、引き上げられる身体。いつの間にか斎は立っていたらしい。

そのまま腰に片手が回り、抱き寄せられると、器用にもう片方の手でスカートが捲られ、一気に指が侵入してくる。

「・・・なっ!!!」

「穿いてないって知ってたから、ね」

「・・・ヘンタイッ・ぁああっ」

そうスカートの中はそのままの状態。垂れるから、穿く気にならなかった。もう帰るだけだし。帰って即お風呂の心算・・・が。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ