テキストサイズ

contract

第12章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 1

全くもって容赦ない。

どうも腰に違和感が、今日はずっとつきまとう。歩くスピードがいつもよりゆっくりになる。

原因は勿論解っている。元凶も解っている。

部屋に強制送還後、容赦なく攻め立てられたのは言うまでもない。最後の方は喘ぐ声も切れ切れで・・・ってこのパターン、前にも無かった?

「はぁ・・・疲れた」

昨日の夜のことなのに、全く疲れが取れていない。身体が重くて堪らないし・・・奥に入ってる感触が残っている気が・・・。

「ほんっと、何者なのよ・・・」

そして元凶である斎は、あれだけ私を抱き潰しておきながら、全く疲れを残していない。むしろ元気で、

楽しげに鼻歌を歌いつつ、登校する様を見たのを思い出すと、再び湧き上がる、殺意に近い・・・何か。

ぎゃふん、と1度ぐらいは言わせてみたい。何かで。何がいいかは今のところ思い付かないのだけど。

それにしても、最近鼻歌をよく歌う。上機嫌は続いているらしい。機嫌は悪いよりはいい方が良いけど、も。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ