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第13章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 2

「何度も言っているが、絢乃は今回、部外者だ」

何度もそう言われている。でも、どうしても彼女もいて欲しいから、何度も同じ問いを口にする。

「絢乃ちゃん。宴に呼ばない?」

「却下。何度同じことを聞く心算だ?絢乃を巻き込むなら、お前を宴から排除してやる」

「それは困る」

やはり、こっそり呼ぶしかないのだろう。実は、先ほど携帯の番号やメルアドはきっちり交換しておいたわけだし。

宴の日が決まったら、彼女を引っ張り出せばいい。どちらにしろ、斎の近くにいる彼女は、連絡すれば直ぐ来る事が出来る筈。

宴の場所は、斎とお嬢様がいる屋敷、と決まっているのだから。

「何度もくだらないことを聞くから、忠告しておく。これ以上絢乃にちょっかい出すなら、宴に呼ばないから覚悟しろ。何度も言うが、絢乃は絶対呼ばない」

そう一方的に言うと、部屋を出ていく。返事を聞かぬまま。

ま、解ったという返事をするつもりは無かったから、別に構わないけど。

絢乃ちゃん、宴にこっそり出てくれるし、ね。

     ---黒田生徒会長side 終了---

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