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第13章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 2
夕食時、は。
相変わらず斎は食事を一緒には取らない。食べなくても話し相手である斎がいない場合は、何時も通り的場君・・・なのだけど、的場君も今日は食事を置いて、部屋を出たので、今日は1人。
的場君が持ってきた飲み物には手を付けず、また少し飲んだように見せかける為に、洗面所に少量流し、食事だけは口にした。
後は・・・多分、寝たふりをすべきなのだろう。睡眠薬入りの飲み物を飲ませたように見せかけるには。
早めに身支度を整え、ベッドに身体を横たえる。寝る時には必ず外している腕時計と、携帯はしっかり持って。
幸い考えるだけの時間はいっぱいある・・・何か対策を練らなくちゃ・・・・・・。
メールが来てから、気を張っていたから、神経が昂りすぎて疲れたのか、
それとも食事にも睡眠薬は入っていたのか、
身体を横たえていると、急に強制的な睡魔に襲われ・・・。
「・・・な・・・・・・ん・・・で・・・・・・」
ぎゅっと握りしめる手。爪が手のひらに食い込む痛み。でもそんなものは些細な痛みにしか感じず、起きないといけないと解っているのに、
抵抗空しく簡単に、
意識を手放し・・・・・・た。
相変わらず斎は食事を一緒には取らない。食べなくても話し相手である斎がいない場合は、何時も通り的場君・・・なのだけど、的場君も今日は食事を置いて、部屋を出たので、今日は1人。
的場君が持ってきた飲み物には手を付けず、また少し飲んだように見せかける為に、洗面所に少量流し、食事だけは口にした。
後は・・・多分、寝たふりをすべきなのだろう。睡眠薬入りの飲み物を飲ませたように見せかけるには。
早めに身支度を整え、ベッドに身体を横たえる。寝る時には必ず外している腕時計と、携帯はしっかり持って。
幸い考えるだけの時間はいっぱいある・・・何か対策を練らなくちゃ・・・・・・。
メールが来てから、気を張っていたから、神経が昂りすぎて疲れたのか、
それとも食事にも睡眠薬は入っていたのか、
身体を横たえていると、急に強制的な睡魔に襲われ・・・。
「・・・な・・・・・・ん・・・で・・・・・・」
ぎゅっと握りしめる手。爪が手のひらに食い込む痛み。でもそんなものは些細な痛みにしか感じず、起きないといけないと解っているのに、
抵抗空しく簡単に、
意識を手放し・・・・・・た。