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第14章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 3

「ンンンンッヤァッ・・・ぁんぁぁっ」

モーター音と、小刻みに動く振動で、一気に駆け上がる何か。

「・・と、止めてよぉっ」

重しになっていた斎が、私の上から漸く降りたのが解った。身体が軽くなったから。

だから、止めてって、言ったのに。

容赦なく唇を這わせ、手で胸を揉みしだく。抵抗したくても、身体は順応してしまっていて、反論できるのは口だけ。

外のどしゃ降りの雨音も、的場君に対する羞恥心も、斎に対する複雑な気持ちも。

何もかもがどうでも良くなる。ただ一つ。この快楽に流されるだけで。

「では、失礼いたします」

と遠くで、的場君の普段と変わらない声を聞いた気もするけど、私はもうそれどころじゃなかった。

「もっと欲しがれって」

「・・・ぁああっんっ」

時間が経ち、玩具から、彼自身にすり替わっても、私を翻弄する斎の行為は止む事が無かった。

淫靡な夜は・・・止まらない。

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