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第14章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 3

「ち、ちょっと止めなさいよッ!!」

ブレーキ役が誰もいないってのは、どういうコトッッ!?

「入れろ、というのは命令ですか?触れるな、と言われたはずですが?」

「手は許可しない。直接触れない玩具は許可する。それだけだ」

「イヤだってばッ」

閉じようとする脚を、両膝を抱える事によって、強引に開かせる斎。

指だろうと、玩具だろうと、この状態を好むワケがッッッ!!

「・・・ッ」

モノが触れた感触に、容易に思考回路が停止する。そして少しずつ侵入する、感触。痛くは無い、けど。

明らかに異物と解る。だって、入ってくる感触が・・・いつもと違う。

「・・・ンッンンンンッッ」

違う、違うケド。

模してあるその用途に沿って使う感触は・・・。

「・・ぁぁんッ」
「ズッボリ飲み込んだ、な」

そして・・・カチッとスイッチの、音がした。

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