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第14章 case6 【オ前ヲ貶メタイ】 3

朝なのか、昼なのか。

とりあえず、陽の光のお蔭で明るい。夜の雨が嘘のように晴れ渡っている。

目が覚めると同時に、昨日の事について、一言文句言ってやるッと瞬時に思ったけど、文句を言う相手は既にベッドどころか部屋の中にもいなくて。

ぶつける相手がいない事に、若干のいら立ちを憶えつつ、上半身を起こす。

「二度とないようにしなくちゃ」

とは怒り交じりに思うものの、あの後しっかり、気持ちよーくさせられた、というか。

気持ち良くなった、というか。

流された、というか。

最後の方は私も結構・・・積極的に・・・だったというか。

「・・・はぁ・・・・・・」

怒りは急激に萎み、無意識に左手の手のひらを額に押し当て、代わりに口から出たのはため息。

実際、文句言っても結局のところなし崩し的に合意して、何時も通りヤっちゃってては、文句言いようが、ない。

・・・不覚。

と同時に、縛られていた手は、自由になってる事に今気付く。

頭を軽く振り、ベッドから降りると同時にドロリと流れ出る感覚。慌ててお風呂に駆け込む。

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