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第16章 case7 【貴方ニ引キ摺ラレル】 1

「頑張るね。何時になったら、音を上げてくれる?」

優しく囁く声は、甘い。気を抜くと頷きそうになる。辞めてもいい、と思わず口走りそうで、怖い。

「それとも、セックスを楽しみたいから、焦らしてるとか?」

「・ぁ・ぁはぁぁ・・・」

上がり、荒い息。反論は、快楽にあっさりと飲み込まれる。

はっきり言って、身体は斎に従順。触れられれば、拒否・・・するという選択肢はない。

ふと思うのが、何でここまで学校に拘ってるのか、私自身にも解っていないコト。

単なる意地なのか、それとも・・・。

「学校辞めた方が、長く楽しめるのに、この意地っ張り」

慣れた様子で、服の内側に侵入している手。

「違・・う・っ」

絞り出す様に、漸く反論を試みるが、声は掠れてちゃんとした言葉になったのか、微妙。

「さぁ、辞めるって言わないと、ココで最後までヤっちゃうよ?」

結局そこに話は戻る。堂々巡り・・・。

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