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第16章 case7 【貴方ニ引キ摺ラレル】 1

そのままの状態で、何度かイき、彼自身を貪り続けた。繰り返される絶頂と、注がれる液を私が食らい尽す勢いで。

その頃になると、目線などどうでも良くなる。それどころか、その目線が快楽のスパイスになったことは間違いなく、

1年以上をかけて、斎によって開発され続けている身体は、容易に達していく。

「・・も、もぅ・・・ぁぁ・・・」

ピクリピクリと腰が自分の意思を持っているかのように動く。

「搾り、取られそう」

心なしか嬉しそうな斎よりも、自分自身で精いっぱい。

「止ま・らない・・の・・・ッ」

自分の身体なのに、主導権を誰かに明け渡したよう・・・。いつもなら、斎がアレコレ体位を変えるけど。

それもさせずに、刺さったままの斎自身を何度も何度も食らう。

「ぁぁ・・・・まだ、足りな・・いっ」

「ちゃんと、満たして、やる、から」

珍しく、途切れ途切れの声の斎をよそに、快感に恍惚となる一瞬と、貪りたくなる飢餓感を繰り返す。何時もなら脱がされる服もはだけた状態のまま。

「あんっ・・・キモチ・・・・・イイ・・ょぉ」

抱きつき、腕を絡め、喘ぐ間に唇を何度も合わせ・・・飲み込まれる。

・・・・・・何かに。

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