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第16章 case7 【貴方ニ引キ摺ラレル】 1

「ヤダ、見ないでぇッ」

それよりも捉えた何かは解らないけど、その直後からずっと視線を感じる気がする。はっきり見られている感覚。

「今更恥ずかしがるのもイイね」

「違ッ」

斎は解ってない・・・?はっきりと視線を感じるのに。

斎の愛撫を受けながら、最初何か感じた場所に漸く目線を向ける。

そこには、ただ白い壁があるだけ・・・。

気のせい?

ではない。今度は別の位置から感じる視線の様なもの。何故解るのか解らない。勘違い?とは思えない程の、強い視線。

「・・ぁぁ・・・ぁぁぁっ、ダメよぉっ」

解ってない斎は容赦ない。自分自身の欲望に何時も通り忠実だ。気が付けば、斎に向き合い、座った状態で上に跨っているのだから。

斎のモノをしっかり咥えて。

「やぁ・・・イッちゃ・・ぅうぅっ」

誰かに見られている、という事実が頭から離れず、羞恥心は私自身の性欲を煽って・・・。

「イクッ」

顔をのけ反らせ、目を閉じ、与えられる快感に、全身が囚われる。何時もより簡単に、達してしまっていた。

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